林業とは
森を育み、未来を支える仕事
林業とは、森林を守り育てながら、木材などの森林資源を持続的に生産・利用する仕事です。
木を伐採するだけでなく、苗木を植え、下草を刈り、間伐を行うなど、森を健全に育てる長い年月にわたる管理が求められます。木が育つまでには数十年かかるため、先を見据えた計画と根気強さが必要です。また、木材は住宅や家具、紙など様々な製品の原料となり、私たちの暮らしを支えています。林業は単なる資源の生産にとどまらず、水源の保全、土砂災害の防止、生物多様性の保護といった、環境を守る役割も果たしています。さらに、地域の雇用や文化とも結びつき、地方創生の一翼も担っています。
自然の中で働くことに魅力を感じ、持続可能な社会に貢献したい人にとって、林業はやりがいのある仕事といえるでしょう。
林業のフロー
地ごしらえ
伐採後、植え付けをするために散乱した伐採木の枝葉や残木を取り除き、整地する作業です。
植え付け
苗木を一定の間隔で植える作業です。
近年は鹿などに被食されることがあり、保護カバーや獣害ネットを付けることがあります。
下草刈り
苗木よりも雑草の方が早く成長するため、苗木が雑草に覆われ生育を妨げられます。
そのため雑草木などを刈払い、十分な日光が当たるようにします。
一般的に植え付け後、数年間、毎年夏の間に行う作業です。
除伐
育成したい種の成長を妨げる他の樹種を伐る作業です。一般的に、下刈りの終了後、目的樹種の枝葉が互いに接するころまで数回行います。
枝打ち
節のない良質材を生産するために下枝を切り落とす作業です。病虫害や雪害を防止し、林内を明るくします。
間伐
材木が成長し密集するとお互いの生育を妨げ、さらに日光が遮られるため下草が繁茂せず土壌が流出し森林が荒廃します。これを防止するために、混み具合に応じて一部の木を伐採して成長促進と光環境を改善する重要な作業です。伐採した木は利用可能であれば搬出することもあります。
成林
木が成長し柱などの資材として利用できる時期に達した立木を伐り、枝葉を払い適当な長さに切る玉切りをします。近年では高性能林業機械を利用し作業の効率化を進めています。
伐木
立木を伐って倒す作業です。主に「倒木」と「枝払い」までを指します。近年はチェーンソーだけでなく、高性能林業機械を用いた安全で効率的な伐木作業が普及しています。
造材
伐り倒した木(原木)を、用途に応じた長さや太さに切り分け、枝を払って、製材所に運べる形にします。木を商品として使える形に整える工程です。
集材
造材された木を林道や土場など、市場等に運材するのに便利な場所まで集める作業です。近年は主に高性能林業機械の利用が多くなっています。
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今、森林資源の適切な管理や次世代
への継承のために、現場では新たな
人材が強く求められています。